中国の王毅外相は10日、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相と会談し、南シナ海情勢について「域外勢力の干渉や挑発を共同で止めなければならない」とアメリカをけん制しました。
中国はベトナムと南シナ海の海洋権益などをめぐり対立する中、王毅外相は「争いを拡大化させる一方的な行動を取ってはならない」とも主張しました。王毅外相は15日までの日程で、カンボジア、シンガポール、韓国を訪問する予定です。
ベトナムとシンガポールにはアメリカのハリス副大統領らが相次いで訪問していて、中国はこうした動きに対抗し存在感を高める狙いがあるとみられます。